3月16日(土)、午前10時頃に北本自然観察公園の駐車場に着くと、入口に係員がいて一旦止まる。「1台分だけ空いているはずなので。ゆっくり進んで探してください」と。冬鳥の時季は終わったと思うけど何故満車状態なのか不思議に思った。
園路を歩いていると、大勢の方が立ち止まっていた。手前の方々は野次馬的な感じだが、奥の方の20~30人は、三脚を立てたり、双眼鏡を見ていたりする鳥見屋さんだ。気になる「何がいるんだろう?」と思い先頭の方に歩む。
皆さんのカメラが向いているのは一方向ではなくバラバラ。モニターやファインダーを見ていない方もいる。「居なくなったの?」かと思ったら、「影だから」「枝がじゃま」「あの枝の上にもいる」「キだな」とかとか、そして会話から分かったのは『レンジャク』だということと幾匹かいそうだということ。
ということは、ヒレンジャクかキレンジャクが初めて見られるのかも!と喜ぶ。
レンジャク(連雀)は、スズメ目レンジャク科レンジャク属の冬鳥。尾の羽毛の色が緋(ヒ)と黄(キ)の2種が日本にやってくる。
最初は姿を捉えられなかったが、他の方のカメラの向きや話のおかげで1匹また1匹と居場所が分かってきた。遠いし向きもイマイチだけど、見ることができた。
遠い枝にいたのは、尾の羽色が赤っぽいのでヒレンジャクかな。頭の短い冠羽も確認できた。
コチラは枝がじゃまだけど正面向き。冠羽が立っているので頭が大きく見える。
数匹が飛んできて地面に降りたのが分かった。群れできているようだ。
陽の当たるところで撮れれば良かったけど・・・日影で。尾の羽色は黄っぽいのでキレンジャクだろう。
枝ではなく地面にスクっと立つ姿は、らしくない姿に思えた。
今回の散歩では、ヒレンジャク・キレンジャクを見れたことが一番かな。
「かわせみ池」近くの園路でも、8人ほどが池の方にカメラを向けていた。
池の奥の方に何かがいるようだが、私には探しきれない。近くの方に聞くが「2匹いるけど、場所は説明し難いな~」と、でも何度かのやり取りで1匹は分かった。カワセミが佇んでいた。
休憩中なのかダイブする素振りもない。
誰かが「かわせみ池でカワセミが見られるのは貴重だよ」と訳知り顔で言っていた。確かに池の名前の割に・・・見ていない。
先月、モズを見た辺りで、再びモズがいた。いいね~。
林縁の園路を歩いている時、左側の斜面でガサっと音がした。目を向けると近くの樹の影にヤマガラがいた。あわててカメラを向けるが飛び跳ねていってしまった。画の中央辺りに頭部~背中が写っているのだが、ボケているし分かり難い。一応証拠として。