優しく降り積もる淡い恋

あの松太郎に傷つけられて抉られた心
いつからその心は癒されたのか、言葉じゃない心が
優しい表情が神々しい微笑が
甘く切なく心をさしていく。
決して恋をしないと誓ったのにどうして最深部まで入り込もうとするの?
降り積もった気持ちは手遅れのようでそれでいて優しい気持ちにさせていく。
いつから私は、敦賀さんを・・・認めたくない恋心だけど・・・だけど雪のように切なく積もっていく。
やめて、私にやさしくしないで、裏切られるのが怖いから・・・。
こないで私の最深部まで
あの時抱きしめられながら言われた衝撃が傷ついた心を癒しながら破壊する。
「最上さん・・・俺は君が好きだ!!」
「つ・・・敦賀・・・さん、あなたは私のほかに好きな人がいるはずです。」
「私のことを傷つけるつもりでそんなことを言うのですか?」
怖かった・・・又好きだと思える人に傷つけられると・・・。
これ以上傷つきたくなかった。
もし又傷ついたら立ち直れない深い闇に落ちる気がして怖かった。
「違う・・・俺は本当に君が・・・」
「やめてください、私の心に深く入り込まないで・・・・又傷つきたくないんです!!」
そっと優しい腕が背中に回ったと思ったら優しい言葉で囁かれていた。
「俺は君が好きだ、絶対傷つけない・・・誰にも君を傷つけさせない。」
あぁ・・・どうして?涙が溢れてとまらなくなる。
どうか降り積もらないで、あなたの言葉は毒です。
甘く優しい毒が降り積もってとれなくなります。
ぽたりぽたりと涙が溢れて今までの苦しい侵された膿が出されていき優しい毒が心を降り積もっていった。
「裏切らないと誓えますか?」
「私のことをずっと愛すると誓えますか?」
「こんな醜い思いをずっと抱きしめてくれますか?」
「俺は何があっても君を放さないし、ずっと永遠に命が耐えたとしても愛していけると誓えるよ」
「私も・・・好きです。これからお願いします。」
私の心から降り積もって溢れた愛は涙となってこぼれていった。

おしまい

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眩しすぎるのは太陽じゃなくて パート1

君は眩しすぎる。
こんなに眩しすぎるのは、君が夢を追ってるからなのか?
夢を追う君の笑顔は本当に眩しすぎるぐらいに美しい。
自分にとって太陽に等しいぐらいに癒されるその笑顔。
何度君の笑顔を見て反則だと思ったか知れない。
今日も部屋では、君の笑顔が待っていてラブミー部の依頼といって部屋で食事を作っている。
一度で言い。
その眩しい笑顔を恋人としてみていたい。
愚かしい恋と君は言うがその愚かしい恋に身を焦がす俺もへたれでしか過ぎない。
告白すれば終わるような気がして怖い。
初めての初恋に煽られてどうにもならない気持ち。
敗れればはかなく消えるような恋にしたくない
振り向いて欲しいからへたれに成り下がっている。
「ただいま・・・最上さん」 「お帰りなさい・・・敦賀さん」 その交し合う言葉をいつか自然に一緒にいても自然と思えるぐらいに君の中で浸透させよう。
そして、それが君の中で俺という存在がいつでもそばにいるのが自然の状態にしたい。
眩しすぎるその笑顔を独占するために今日もまたラブミー部の依頼をし続けていく。


あなたの瞳がまぶしすぎます。
神々しい笑顔で太陽のように熱いあなたの笑顔。
その笑顔と敦賀セラピーにとても癒されて、そして胸がはねるような感覚
時には刺すように甘く、時には怖いぐらいに妖しいあなたの笑顔。
いつも心がぽかぽかとなる太陽より眩しい笑顔に支えられて、
これを失ってしまえばどうなるのかがわからない。
認めたくない、認められない気持ちを抱えて又ラブミー部の依頼をこなす。
今はまだそのままでどうか私だけを後輩としてでもいいからそばにおいてください。
あなたが好きな人がいたとしても、この気持ちは私だけのもの。
翌朝、そんな二人を引き裂く出来事が起きる。
「敦賀さん・・・私と付き合ってください」
あれは誰?私と年齢的に同じぐらいだけど・・・。
そうか彼の言っていた人はあの子なのね!
物陰から見ていたとき涙が溢れてとまらなかった。
ラブミー部では、一人きりで声を殺して涙を流すキョーコがいた。
「コンコン・・・最上さん?今日もラブミー部の依頼お願いして良い?」
「ごめんなさい、敦賀さん。もう私あなたの依頼受けません。」
鍵がかかっているラブミー部部室では、泣いている事を悟られないために平静の声で断っていた。
「何で・・・そんなことを言う?ここを開けてくれないか?」

つづく

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眩しすぎるのは太陽じゃなくて パ−ト2

「何で・・・そんなことを言う?ここを開けてくれないか?」
「ダメです・・・ここは開けられません。」
「お願いだ・・・最上さん、ここを開けて」
「もう会いに行きません。私はあなたにとって邪魔でしかない!」
「君のことを邪魔なんて1度も思ったことがないよ・・・むしろいつも・・・・」
ここで大事な存在を作れないといったが、今いうつもりもなかったのに・・・。
俺は君といつも一緒にいたいと感じている。
「後輩としても今後会いに行く事はないと思います。」
何を彼女は言っているのか?俺は何か彼女にしたというのか?認められない!!
そんなの認められるはずがない!!
いつかは、自然な関係でずっと一緒にいれるものと信じていた自分が情けない
ふと思案に暮れていた。
遠ざかる演技で靴音が遠ざかっていくように仕向ける。
コツコツコツコツコツコツコツコツ
ドアの背後に立ってあくのを待っていると、かちゃんと鍵が開く音が聞こえた。
部屋から外を恐る恐る見ようとした瞬間蓮は、ドアノブを思い切り掴み
強引に自分の胸へキョーコを押しつけた。
「んなっ・・・」
蓮はキョーコを見ると泣き腫らした眼をしていた。
「なぜ泣いているの?俺がそんなに嫌いになった?」
「そんなはずはないじゃ・・・敦賀さん、さっきの娘と両思いになってよかったですね」
「エッ・・・見ていたの?断ったよ・・・」
「俺は好きな人がいるからね!」
「ごめんなさい・・・・私がいるから部屋にその人を呼べないのですね!」
「そんなことを気にしていたの?気にしなくても良かったのに・・・もう呼んでいるから!」
「じゃあ両思いになったんですね・・・よかったですね!」 もうそれは、本心ではなかった、泣き笑いの表情でどうにもならない気持ちもういい加減心が折れそう
「両想いじゃないけど・・・俺の気持ちをわかっているんじゃないの?
俺は今まで君がいるのに部屋に挙げた事がない!!」
「何を言っているんですか?敦賀さん」
「まだ気付かない?俺は君が好きだと言っている」
頭の先から全神経麻痺を起こしたように固まってしまった。
「愛している」
「これから毎回敦賀さんの家へ行っても大丈夫なんですか?」
「毎日俺だけの為に来て俺の為だけに食事を作って俺の為だけにその眩しい笑顔を見せて」
「はい・・・これから宜しくお願いします。」
そして、そこから二人の又新しい日々が始まった。
その二人は太陽より眩しすぎる笑顔で微笑みあっていた。

おしまい

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後書き なんだか甘いの書くつもりが
とてもシリアスになってしまいました。

[2009年 12月 01日]

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