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『オデュッセイア』



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第一巻「主なき家」



歌の女神ミューズよ、聖なるトロイの都を滅ぼしたのち至るところをさすらひ続けたあの知略に富む男の話をして下さい。彼は仲間を連れた帰国の途次、多くの町を見、多くの人を知り、大海原で多くの苦難をなめた。
願ひ叶はず仲間の命は救へなかつたが、仲間の死は自業自得だつた。彼らは愚かにも日の神ヘリオスの牛を食らひ、そのため帰国の日を神に奪はれてしまつた。では、女神よ、ゼウスの娘よ、私たちにこの話をして下さい。

破滅を免れたほかの男たちは、戦争と海から逃れてみんなもう家にゐたのに、この男だけはひとり妻のもとにも故郷にも帰れずにゐた。それはカリュプソという名の美しい妖精が、男を自分の夫にしようと洞穴のなかに引き止めてゐたからである。

月日は巡つて、男がイタカへ帰ると神々の定めた年がやつてきたのに、男の苦難は終はらず家族のもとへ帰れずにゐた。そのために、ポセイドン以外の神々はみな彼のことを哀れんだ。この神は神のやうなオデュッセウスに対して怒つてゐた。その怒りは彼が帰国するまで続いた。

しかし、ポセイドンは牛と羊のささげ物を受けるために、遠

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