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眩しすぎるのは太陽じゃなくて パ-ト2

「何で・・・そんなことを言う?ここを開けてくれないか?」
「ダメです・・・ここは開けられません。」
「お願いだ・・・最上さん、ここを開けて」
「もう会いに行きません。私はあなたにとって邪魔でしかない!」
「君のことを邪魔なんて1度も思ったことがないよ・・・むしろいつも・・・・」
ここで大事な存在を作れないといったが、今いうつもりもなかったのに・・・。
俺は君といつも一緒にいたいと感じている。
「後輩としても今後会いに行く事はないと思います。」
何を彼女は言っているのか?俺は何か彼女にしたというのか?認められない!!
そんなの認められるはずがない!!
いつかは、自然な関係でずっと一緒にいれるものと信じていた自分が情けない
ふと思案に暮れていた。
遠ざかる演技で靴音が遠ざかっていくように仕向ける。
コツコツコツコツコツコツコツコツ
ドアの背後に立ってあくのを待っていると、かちゃんと鍵が開く音が聞こえた。
部屋から外を恐る恐る見ようとした瞬間蓮は、ドアノブを思い切り掴み
強引に自分の胸へキョーコを押しつけた。
「んなっ・・・」
蓮はキョーコを見ると泣き腫らした眼をしていた。
「なぜ泣いているの?俺がそんなに嫌いになった?」
「そんなはずはないじゃ・・・敦賀さん、さっきの娘と両思いになってよかったですね」
「エッ・・・見ていたの?断ったよ・・・」
「俺は好きな人がいるからね!」
「ごめんなさい・・・・私がいるから部屋にその人を呼べないのですね!」
「そんなことを気にしていたの?気にしなくても良かったのに・・・もう呼んでいるから!」
「じゃあ両思いになったんですね・・・よかったですね!」 もうそれは、本心ではなかった、泣き笑いの表情でどうにもならない気持ちもういい加減心が折れそう
「両想いじゃないけど・・・俺の気持ちをわかっているんじゃないの?
俺は今まで君がいるのに部屋に挙げた事がない!!」
「何を言っているんですか?敦賀さん」
「まだ気付かない?俺は君が好きだと言っている」
頭の先から全神経麻痺を起こしたように固まってしまった。
「愛している」
「これから毎回敦賀さんの家へ行っても大丈夫なんですか?」
「毎日俺だけの為に来て俺の為だけに食事を作って俺の為だけにその眩しい笑顔を見せて」
「はい・・・これから宜しくお願いします。」
そして、そこから二人の又新しい日々が始まった。
その二人は太陽より眩しすぎる笑顔で微笑みあっていた。

おしまい

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