何だかんだテンションは最高潮。得意の切り替えの早さで苦難も波も乗り越える。
どかん!!!!
ドン!!
ドン!!
ドン!!
………
………
事故った。
奇跡的な玉突き事故。
全員、意識不明。
………
………
「はっ!」
ザッティーが目を覚ました。
芸術的なCPRを施し、全員意識回復。回復体位。
マウストューマウスによりザッティーの口紅を至るところに付けた一同、周りを見渡すと…
ユリケラトプスだ。
ユリ「じゃけ〜〜!じゃけ〜〜!」
一同(あ、広島弁だ。ここは広島なんだな)
空にはユリラノドンが群れをなして羽ばたいている。
ユリ「ギャオじゃけ〜!ギャオじゃけ〜!」
ここが広島であることに間違いはなさそうだ。
どうやら一同は白亜期の広島にやってきてしまったらしい…。
きゃっ[heart01+]
ザッティーの悲鳴を聞いて一同が振り向くと、そこには信じられない光景が繰り広げられていた。
ユリラノドンの群れの一羽が地上に降り立ち、ザッティーを人質にしてその鋭い爪をザッティーの首に突き立てているではないか。
ザッティーは爪が刺さるまいと、必死に首を仰け反らせている。
すごい光景である。
ユリ「余は空腹じゃ。空腹なのじゃ。空腹に耐えられんのじゃ。人間を10人、用意して余に差し出せ〜!!
さもなくばこのオバサンの命はもらう。」
一同「言わせておけば、ザッティーはまだ19歳だ。」
ユリ「……マジ[eye+]?」
ユリケラトプスはザッティーを連れてどこかへ飛んでいってしまった。
ユリ「ギャオじゃけ〜!ギャオじゃけ〜!」
どうやら広島弁が出るのは鳴くときだけらしい。
一同は自分が人質にならなくて本当に良かったと、ホッと胸を撫で下ろした。
しかしうかうかしてばかりいられない。自分達もこの地で食料を確保しなくては生きていけないからだ。
一同は福岡まで歩いた。
そこには人が住んでいるようで、住居らしきものがあちこちに建っていた。
りょんが先頭に立ち、中を覗くと、一人の老人が出てきた。
老人「旅のものか。私も学生の頃は良くモテたもんじゃが、今ではすっかり見る影もなくなってしまった。」
なまりが酷い。
りょん「あの…お名前を聞いてもいいですか?」
老人「阿尾門左衛門と申します。」
どうやら阿尾くんの遠い先祖であることに間違いはなさそうだ。
一同は旅を続け、無事食料を確保し、幸せに暮らしたとさ。
こんな文章を書いて自己満に浸っちゃってますが、今期主将を務めることになりました!精一杯頑張ります