ある日の一日で、テレビのコメンテイターの出演以来が舞い込んできた。
普段なら決して請けない仕事を敦賀さんがうけた。
どういう風の吹き回しかわからないが、敦賀さんらしくない!
あなたは、こんな端役のコメンテイターをゲストで受ける方ではなかった筈なのに・・・。
あるときから私は、敦賀さんのことを抱いてはいけない気持ちに至っていた。
後輩らしからぬ想いを抱えていた。
そんなことも有り踏ん切りをつけるために松太郎に復讐を止めることを宣言した。
それが、もう結構たつのだが。相変わらず松太郎は私のことを小ばかにしたりちょっかいを出してくる。
もう私のような幼馴染のことなどほうっておいて音楽に専念すればいいのにと思うことも多かった。
そんなときに舞い込んだコメンテイターのゲストに犬猿の仲とも言うべき二人と私が出演以来を受けた。
テレビ局内で分かれる3部門のナンバーワンの面々に私と、敦賀さんと松太郎が選ばれていた。
タレント部門 京子
俳優部門 敦賀蓮
音楽部門 不破尚
その番組は、クイズ番組のコメンテイターだった。
「よー、キョーコ今日はちゃんとやってくれよな?」
「わかってるわよ、そんなことあんたに言われなくても私の方があんたより慣れてるんだから!」
収録が無事に終え控え室から出ると、松太郎が待っていた。
それは何か切羽詰っている表情をして、私に抱きつこうとする男の姿に恐怖を感じていた。
こ・・・怖い・・・たすけて・・・つるがさん
ふと足音がしたと思ったら、敦賀さんが近くに来ていて思わず背後に隠れてしまっていた。
その表情を見るとすごい人を殺すような視線で大魔王が降臨していた。
大魔王が降臨した顔で松太郎をにらみつけていた。
松太郎は、おびえた表情をして轢くつかせて頬を強張らせている
「大丈夫?最上さん?」
「は・・・・イ・・・だい・・・・じょうぶです。」
心なしかまだ怒っている気がしてそして私の肩を抱くと局の廊下の先へ促される。
「待てよ・・・敦賀さんよ、そいつは今日俺と食事に行くんだよ!」
「最上さん?彼そういってるけど約束していたの?」
キュラキュラ似非紳士スマイル発動させていた。
「い・・・い・・・え、勝手に松太郎がきめているだけです。」
「そ